2006年 07月 13日
チェファルーからパレルモへ戻る電車。 18:26の次は21:02。そしてその次は最終、21:27。これを逃すと朝まで電車はない。 どう考えても18:26には乗れないから&最終に乗り遅れても困るからということで、私のチョイスは21:02。よってこの逃亡初めてのご飯はこのチェファルーでのCenaとなった。 Via C. Ortolani di Bordonan沿いには何軒ものレストランがあった。多くのお店の入り口のところには、"Terrazza sul Mare"と誇らしく書いてある。鴨川の川床みたいに、きっとティレニア海に面してバルコニーがあり、そこに席がしつらえてあるんだろうな~。入り口から1軒のレストランの奥をのぞいてみると、突きあたりには海が見える。せっかくだし。七夕の夕焼け&日没を見ながら晩ご飯と洒落こむことに。隣り合わせになっている2軒のうち、どちらに入るか迷ったけど・・・結局右側のお店にした。特に理由もなくなんとなく。予約してないけど1人でご飯食べられるかな~?1時間くらいならいいよ。あ、電車の時間があるから、それくらいで発たないといけないんだ~。交渉成立。OPENしたばかりで、お客さんは他にはいない。席はどこでもいいよとのことだったので、海沿いのテラス席の一番端っこのテーブルを選んだ。 どっちにするか迷った左側のお店のテラスがちょうどここからだと見える。オーダーをし、お料理が来るのを待っている間に、向こうのお店の陽気なカメリエーレのおじちゃんが、こっちに向かってボディーランゲージで話しかけてくる。 何でこっちに来なかったの~?こっちのレストランの方がいいよ~~。いまからでも来れば?(笑)う~ん、どっちが良かったんだろうなあ?今度チェファルーに来る機会があったら、隣のレストランを試してみよう! 海をぼ~っと眺めて、波の音を聞いていたら、ご飯が出てきた。 アンティパストの魚のカルパッチョ。 カルパッチョ=生のお魚が出てくると勝手に想像していたから、出てきたのを見て少々びっくり。 どうやらマリネしてあるツナ=マグロがくるくるっとまかれて、オリーブオイルとイタリアンパセリでシンプルに味付けされている感じ。 想像していたのとは違ったけれど、普段ウィーンでは食べることが無いというか食べられない?新鮮なお魚。美味しくないわけが無い。レモンをぎゅっと絞って・・・。 つい1時間半ほど前にジェラートたっぷりのブリオッシュも食べてしまったことだし・・・と、今回はプリモを飛ばしてセコンドに。 ペッシェスパーダ=カジキのインヴォルティーニ。 食べた味から想像するに、パン粉、タコ、魚のすり身、松の実、レーズンなどなどで作られた具材をカジキの切り身でくるくるっと巻いて、周りにパン粉をつけてあげ焼きしたもの。見た目はコロッケみたいね~!(インヴォルティーニは、薄切り肉などで具材をくるくる巻いた調理方法のこと。)これまた添えられたレモンをぎゅ~っと絞って・・・。レモンの酸味ととっても味の濃い甘いトマトと一緒に頂くといい感じ。これにもワインがあうことあうこと。今回一緒にグラスで頼んだのは白ワイン。このワインは何?と聞いてみたけれど、答えはVino Sicilianoとのこと。(笑)お日様の光をた~っぷり浴びているブドウから作られているからかな?非常に力強い大地の鼓動を感じるようなワイン。ちなみにアルコール度数、想定14%位?1杯飲み終えたら、かな~りクラクラ。フワフワした気分になってしまった。 初日からたくさん行動したことと強い日差しを浴びて体力を消耗していたところにワインをくいっと引っ掛けたからか、ご飯を食べ終わった後、すぐには立てそうもなかった。あ~、カフェでももらおうかな?なんて思ってたら、レモンのソルベが・・・サービスで出てきた~。(笑)これは食後に必ずサービスされるものなのか?それとも?どっちかはわからないけれど、ありがたく頂戴する。甘酸っぱいレモンの味とこの冷たさはちょうど火照った体をクールダウンしてくれた。 と、そうこうしているうちに・・・。 着いた時はあいにくの曇り空だったけれど、こんな夕焼けをテラスから眺められた。ご飯ももちろん美味しかったけれど・・・このキレイな海に沈む夕日が、この半年間の心の疲れをす~っと癒してくれる一番のごちそうかも?! 電車の時間もあるので、お会計を済ませ、海沿いを歩いて駅に向かう。もう1回防波堤へ向かってみる。上に上ってティレニア海を眺めると、お日様が水平線の彼方に沈む瞬間だった。不思議な空の色。空を見ると、雲も少なくなっている。今日は星空が見られそうだな~!! 反対側にはこんな静かな浜辺が。つい1時間ほど前はたくさんの人が溢れかえっていたビーチにもほとんど人はいない。ただそこにあるのは静かな小さな美しい港町の風景と青とエメラルドグリーンの色加減が不思議なティレニア海のみ。聞こえるのは波の音。(と、隣のBarで生演奏していたSAXの音色。^^) 海沿いを歩いて駅へ。ゆっくり海を眺めて歩いていたら出発予定時刻の3分前に到着。 とはいえ電車は5分の遅れとのこと。待っている間、ちょうどトトとアルフレードが別れの会話をした場所に座りボ~っと今日を思い返す。チェファルー、やっぱり来てよかった。そして今度来る機会があったら、岩山に上ろう!そして・・・必ず水着は持ってこよう!と決意したのであった・・・。 パレルモには10時過ぎに到着し、ホテル近くのバス停に止まるバスもすぐ来たので、10:10過ぎにはホテルに到着。予定通りならば、1時間ほどの後、友人と合流・・・のはずだったけれど! 友人の乗った飛行機もディレイ。シャワーを浴びて、ダラダラモードにはなっていたけれど・・・。この逃亡中このときだけ!となった、お勉強をしながら到着を待つこと約4時間。なんと!友人が無事ホテルに到着したのは2時過ぎだったのだった!! 以上1日目終了。8日午前2時半ごろ就寝。 2日目に続く。
by kchan0221
| 2006-07-13 13:00
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