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2008年 04月 10日

イタリア紀行'08 Primavera その2 Vinitalyへ

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今回体調不良をおしてまでイタリアに行ってしまったその大きな目的。それが、毎年4月の上旬にヴェネト州ヴェローナで開催されるワインの見本市、Vinitaly。今年は4月の3~7日の5日間の開催でした。見本市、というだけあり、イタリア中、そしてその他のワイン生産国からもたくさんのワイナリーが集まり、様々なイベント、そして商談!が繰り広げられる、ワイン生産者さんたちにとって、とても大きなビジネスチャンスです。
見本市の中には、取り扱い業者&関係者および報道関係者(=PRESS)のみが入場できるものも多いのですが、このVinitalyは愛好家にも門戸が開いており、"入場券"を買えば、誰でも入れるのです。(笑)というわけで、今回は2日にわたって潜入してみました。





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非常に広いこのヴェローナの見本市会場。1~11(+7B)と、A~D、そしてPALAEXPO、全部で17つの会場にイタリア全20州とその他のワイン生産国からワイナリー&食品業者のブースが出展しています。たとえ会期の5日間すべてを費やしても全部を回りきることは無理なのでは?なだだっ広さ。ガイドを手に自分の目指すところにたどり着くのです。
そしてふらふらーっと歩いていると・・・こんなお姉さま方にも遭遇することもあるのです。(どこかのワイナリーの宣伝?)
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通りかかったときは準備中だったので&人がいっぱいだったので後姿の変な写真だけど・・・。中世の衣装をまとった皆様にも遭遇します。
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各ワイナリーごと、ブースの演出(?)も凝っていて、そうものを見るのも楽しみのひとつです。このテーブル、ダンボールで出来ていて・・・面白いー!
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スローフード協会のエリアではジェラートも楽しめます。(一応代金は無料。だけれど、寄付をしてください。というスタイル)シチリアのブロンテ産のピスタチオとレオンフォルテの桃味のジェラートを。ブロンテ産のピスタチオは大好物のひとつなので・・・こんなところで出会えるなんて幸せ★
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オーストリアでワインの試飲というとパンが提供されることがほとんどだけれど、イタリアで多いのはグリッシーニとかクラッカー類。とはいえ、ワイナリーによってはサラミやチーズ、お菓子なども用意されています。そしてそしてそして!あるフリウリのワイナリーのブースではこんなものがー!
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サンダニエレの生ハムさん!ここではワインはほとんど試飲せず(というよりも出来ず)だったのに生ハムはついつい・・・。この白い脂身の部分、口の中でとろーっととけて甘みが広がってとっても美味でございました。
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そしてもうひとつ気に入ったおつまみ(!)がこちら!Le Foglie di Visnadelloというぱりぱりのクラッカー。とっても薄いぱりぱりのおせんべいみたいな感じのこのクラッカー。ヴェネト州ではよく見かけるらしいもので、今回はじめての出会い!かっぱXXせんのようにまさしく"やめられないとまらない"な食感とお味でした。次回北東イタリアに行くときには、お買い物リストの最重要品目のひとつになるでしょう・・・。(笑)
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あ、ちなみにオーストリアのブースもあり、近くに行ったときにひとりで覗いてみました。なかなかの盛況。オーストリアのワインは生産量も少ない上、自国での消費率がとても高いこともあり、なかなか外に出にくいのだけれど、おいしいワインも多いんだから、こうしてたくさんの人に飲んでもらえる機会が増えるのは、オーストリアワイン応援団(笑)の端くれのひとりとしてもうれしくて・・・写真撮ってみた。(笑)

と、ここまではVinitalyのこぼれ話?的な感じになったけれど・・・やっぱりワインのこともちょっとはかかねばっ!今回1日体調不良でくたばってしまったこともあり、思っていたほどは回れずに終わってしまったのだけれど、今とても気になっている"フリウリヴェネツィアジューリア"、"トレンティーノアルトアディジェ"のオーストリアに程近い北東部&中部"ウンブリア"、この3州(+ピエモンテ)を中心に、行った先々でいろいろとワインを試飲させていただいた。そんな中、印象的&近い将来機会があればぜひワイナリーを訪ねてみたい!と思うワイナリーを見つけたので写真を撮ったものだけ(結構今回写真まで気が回ってなかった・・・)を少しご紹介。
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ピエモンテのDOCGのひとつ、ブラケットダックイ。日頃イメージするのは、口当たりと色合いがとってもかわいい甘口のスパークリングワインなのだけれど、こちらでは、ブラケットを用いたパッシート(収穫したブドウを干し糖度をあげて作るデザートワイン)を試飲。元々甘口ワインが好きなこともあるけれど、これには結構心をつかまれましたー。
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そしてこのエチケットがとても美しく心惹かれるロゼ。ウンブリア州のワイナリーのもの。
このエチケットのようにバラが花開いたようなイメージのすっきりしたロゼは夏に飲みたい・・・。
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ウンブリア州のゾーンをふらふらーっと歩いていたら急に呼び止められておいしいから飲んでみて!とグラスを渡されたこのワイン。とっても薫り高い好みのワインで、結局その後、このワイナリーのブースに30分ほどいて、一通り試飲させてもらうことに。いくつか好みのワインに出会えて、ぜひ行ってみたいワイナリーのひとつになりました。
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こちらはとっても珍しいイスキア島のワイン。香りと味わいのギャップがとっても面白いワインで、ホームパーティーの隠し玉なんかに使って、人の反応見てみたいなーという印象のワイン。(笑)
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ちょうど1年前にワイナリーを訪問したエリオのワインも。レゼルヴァファーストリリースまであと1年!楽しみにしてるよーとムスカートを飲みながら、ついつい長居をしてしまった・・・。
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そして今回無理をしてでもイタリアに来た甲斐があった!と思えるほどのワインとの出会いはこれに尽きる。フリウリのワイナリーで試飲させていただいたデザートワイン、ピコリット!!
イタリア人の前では口が裂けても言わない、いやいえない意見・・・、デザートワインに関しては、オーストリアのお気に入りのワインが一番♪を持っているKchanですが、このピコリットはすばらしかった!!
元々ピコリットというブドウはこのフリウリで作られているとても希少な品種で、なかなか口にする機会もないから、飲めるということだけでワクワクドキドキ、そして年に400本しか生産されていないうちの貴重な1本を飲ませていただいて、それがとってもおいしくて!おかわりしてしまったくらい!!(笑)実はここが2日の一番最後に訪ねたブースだったのですが、最後の最後で大当たりー!終わりよければすべてよし。
体調不良で後悔だらけの2日間の2008Vinitaly詣では、ピコリットのおかげで万事丸く収まったのでありました・・・。(笑)

やっぱりおいしいデザートワインって人を幸せにする力があるわー。

by kchan0221 | 2008-04-10 05:29 | Vino/Wine


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