2005年 12月 02日
昨日は友人のお誕生日であった。彼女とは最近なかなか都合があわず、ず~っとホイリゲに行こう!と言っていたのだけれどいけていなかったので、誕生日ということもあり、ホイリゲにでもいくか~と極寒のウィーン。夕方待ち合わせをして3人でお気に入りホイリゲへ向かったのでありました。行き先はウィーン21区にあるワインで有名な地域。Stammersdorfであります。 観光でウィーンにいらっしゃる方々に有名なホイリゲ村といえばグリンツィングだし、中心部にもいくつかホイリゲは存在する。でも、本当のホイリゲを楽しむのならやはり地元の人が行くところ、勧めるところ。ということで、普段は飲み友達(笑)の方々からのお誘いを受けて車で郊外に行くことが多いのであります。 でも、車を持たない人間でも自力でいける、地元の人がよくいくワイン村がウィーン市内、ウィーン近郊には存在し・・・このStammersdorfはそのひとつなのであります。 このStammersdorfには何軒ものホイリゲがあるのだけれど、その中でもゴハンがかなり美味しく、ワインはウィーン市内の有名レストランにも下ろすほどのちょっぴり高級だけれどとてもフレンドリーで居心地のいいホイリゲがわたいのお気に入り。その名はWIENINGER。 週末などは予約でいっぱいで、遅い時間にいくと席が無いくらいの人気ホイリゲなのであります。そしてわたいの愛読書というかバイブルとなりつつある、オーストリアワインガイドブック。もちろんこのWIENINGERは掲載されており・・・。そこにはこう記されている。 一国の首都のただ中に、なぜブドウ畑が存在せねばならないのか。その理由はヴィーニンガーが造るニュスベルグ畑のワインを飲めばわかる。(中略)オーストリア最上の白ワインのひとつである。 本当に美味しいのである。ここのワインはっ!! 夏には中庭にはたくさんのテーブルと椅子が設置され、青空の下、星空の下、美味しいワインが楽しめるのだけれど、季節はもう冬。12月。ということで、入り口をくぐると目に飛び込んできたのはこの美しいライトアップされた中庭であった・・・。 そして内部はこんな感じ。カントリー風の内装。木の温かさが生かされたゆとりの空間。 ちなみにこの左の写真に写っているこっちむいてるおじちゃん・・・。わたいたち3人に・・・1杯ずつご馳走してくれたよ。ありがと~♪ そして・・・。今日飲みましたはこの2杯。(笑) 左がまず1杯目。Sophie 2005であります。このワインは今年のJunger weinであります。ホイリゲにするかな?それともアルテレーベンにするかな?と迷ったけれど、それほどたくさん飲めないわたいは始めっから1/8サイズでいくことに。(ホイリゲやアルテレーベンは通常1/4サイズででてくるため量が多い。)このSophieはcuveeでグリューナーヴェルトリーナー、ヴェルシュリースリング、ソーヴィニヨンブランの3種類のブレンド。飲み口はさわやか、新酒だけあってとってもフレッシュなんだけれど、ブドウのフルーティーさがほんのり甘くてとっても飲みやすい美味しいワインでした。ちなみにこれ、フルボトル5euro。 そして右手。これは上記のおじちゃんがご馳走してくれるということで、ちゃっかり頼んだNussburg TBA 2002であります・・・。ぐふふ。 わたいはここのこのTBAがと~っても大好きなので、ここに来たら必ず、これを頼むのであります。時と場合によっては2杯!この写真じゃわかりにくいけれど、このTBAは金色に輝くとろりとした液体でしてね・・・。香りも濃厚な甘さ、そしてはちみつのようなとろける感覚の舌触りで、味はブドウのフルーティーさが少し加味されたはちみつって感じ??クラクラって感じですよ。もうホント。至福。ご馳走様~~おじちゃん。ありがと♪ そしてホイリゲでは、ワインはテーブルで注文するのだけれど(ワインリストがあるところとないところがあるのだけれどこのWieningerにはワインリストがありそれを見て注文)ゴハンものはカウンターに行って好きなものを選び、お金を支払って自分で運ぶ、いわゆるセルフサービスなのであります。これはそのカウンターのおいしそ~というか実際かなり美味しい食べ物の数々・・・。 一番上2つはお肉系。温かいもの。2段目の2枚はサラダやアンティパスト系の冷たいもの、そして3段目。デザート。ここのデザートはもう本当に美味しい。街中のカフェに負けないくらいのお味。が、しかし・・・。今回はゴハンものを食べ過ぎてしまったため、こんなにおいしそうなケーキを収めるスペースがなく・・・断念。(泣) で、何を食べたかというと・・・。3人で以下、完食!!もう食べられませんっ!ちなみに支払い総額43ユーロ也。1人約15ユーロずつ。 これはほうれん草入りパラチンケン(クレープ)のグラタン。パラチンケンの中にはほうれん草とひき肉が入っていてトマトソースがそえられてある。上のチーズはカリカリ、ひき肉はとってもジューシー。今回のゴハン物の中ではお気に入りの一品であります。 これは一番端っこのところだったから見た感じわかりにくいんだけれど、ミートローフの具なし。型に入れて焼かれたハンバーグといった方がいいかな??この周りに見える、お肉を焼いた時に出るソースを絡めて食べるのだけれど・・・。オイシ~~~っ!!これはここに来たら必ず食べるメニューのひとつ。 これは鶏肉のパイ包み。パイはサクサク、中の鶏肉もやわらかくてちょうどいい塩加減。他にも色々とパイ包みはあって、ほうれん草とヤギのチーズとか、カボチャとか色々。今回のこのチキンはなかなかのもんでした。 そしてこれ。ローストビーフ。かたまりを薄くスライスして真ん中にマヨネーズベースのソースをたんまり。ソースをつけてもつけなくても美味しいこのローストビーフは、これまた定番おつまみです。 いうまでもなく美味しい。 これはサラダというかアンティパストを選んで盛り合わせてもらったもの。時計の12時の位置にあるのがなすびの生ハムまき、そのほかはズッキーニ、パプリカ、もやし、プチトマト、若いたまねぎなどなど・・・。パプリカが甘くてとても美味しい~。そしてこの若たまねぎ、と~っても辛かったそうで・・・食べた友人、泣いてた・・・。 このふたつは豆のサラダ。左はレンズマメ。右は白花豆。 白花豆はマヨネーズベースのサラダなんだけれど、色が緑なのです。この緑は、カボチャの種のオイルを使っているから!!このオイル、風味があってとても美味しい。お料理のアクセントにピッタリのオーストリアでは定番のオイルなのです。カボチャは苦手だけど、このオイルは結構好きです・・・。 もうあと1ヶ月で終わってしまう今年についてや、ウィーンでの生活、その他もろもろ・・・について楽しく、またたまには真剣に語り合った後はさて帰りましょう~。外にでてみると、中庭のプンシュスタンドもOPENしていました。おなかがいっぱいでデザートが食べられずかなり心残りのわたいたち。プンシュが入る隙間もなく、この日はプンシュも断念。ワインやさんのプンシュは美味しいんだろうな・・・。 そして雪がチラチラ舞い始め、あたりが霧というかもやというかで白くなり、つま先が凍るような寒さだけれど、心は温かい状態で3人して帰途に着いたのでありました・・・。 Heuriger WIENINGER Stammersdorfer str. 78 A-1210 Wien tel: 01/292-4106 http://www.heuriger-wieninger.at/
by kchan0221
| 2005-12-02 23:59
| Vino/Wine
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