2006年 03月 10日
おじちゃんちでおじちゃんが帰ってくるまでおばちゃんと話しながら(と言っても話していたのは友人でその会話をフンフン聞いていただけ。その上おばちゃんのドイツ語は2割位しか理解できなかった・・・。ーー;)お腹いっぱいになるまで朝ごはんを頂き、お宿を後にしたのは10時半頃のこと。 また朝っぱらから・・・といわれそうだけれど、この間買ったチャンピオンワインをもう一回買おう!と前回立ち寄ったVinothekに行った。で、このチャンピオンワインはなかったのだけれど・・・他のワインを買った。(ちなみに今回は買ったけれど試飲料をとられました。<って試飲したの。朝っぱらから・・・。もちろん控えめにですけど。ここ、試飲料取られる取られないはその時の運?!) 時計の針はお昼。タイムリミットまではまだ時間あるよ~。お腹はあんまり空いてないけど・・・どうする?!ということで・・・。 とりあえずゴールのLinzに17:50到着。という事を念頭に、Langenloisを後にし、Linz方面へ向かってみた。辺りに広がるのは・・・こんな真っ白けな何もない畑。(笑) LangenloisからLinzに向かう道すがらに、どこかないかな~?!と手元のWeinstrasse Niederösterreichというガイド(地図とワイン関係のイベント情報、営業しているホイリゲ、そしてPrivatzimmerなどの情報が載っているのです。年に2回無料で発行されているのです。)を見つつ、じゃあ途中のKrems辺りに行く~?!という結論に。 下調べしてなかったから非常に行き当たりばったりなんだけど・・・といいつつ、Krems近辺のページを見ていたら、開いているホイリゲ発見!!(笑) Kremsの手前辺りの小さな村、Prielというところにある模様。ということで、オーストリアの小さなワイン村を抜け、山を越え谷を越え(?!)この様な道をずんずん進み・・・。たどり着きました!!携帯の電波も届かないようなど田舎へ!!<事実 ホントにここがホイリゲ?!どこが入り口?と探していたら・・・。ありましたよ。 ホイリゲ営業中の軒先のサイン。 たどり着いたこのホイリゲはHAGMANNという。1534年創業の非常に古い家族でやっているワイン農家らしい。ホイリゲカレンダーによると、今年のHAGMANNの営業は、17/FEB-05/MAR, 12-14/MAY(試飲会), 9-20/AUG, 10-26/NOVとたったのこれだけの間だけらしい。こんなちょっとの間しかホイリゲ営業しないところって、なかなかお目にかかれない。そんなところを偶然とはいえ訪ねることが出来るってなんだか嬉しい・・・。ということで・・・中へ突入。 ここもLangen Sonneと似ていて、ワインセラーのような雰囲気のあるレンガ造りの建物。昨日のLangen Sonneはおじちゃんの話によると確か96年とかからやっているらしく、比較的新しい雰囲気がしたのだけれど、ここは非常に古きよき年の流れを感じる風情のある建物。テーブルなどもいい味がある。 天井の近くにはこんな風に古~い道具がディスプレイとして飾られていたりして・・・。 家族経営のこのホイリゲ、おじちゃんがワインなどの準備をし、ワインの注文やおつまみを運んでいたのは推定10歳前後のかわいい男の子だった。(写真はありませんが。)大人用のエプロンがまだ小さい彼にはちょっと大きめだったけれど、はきはきした口調で話し、てきぱきと注文をとり、盛り付けられたおつまみを運ぶ姿はなかなか決まってたよ~。彼はきっとゆくゆくここの当主になるんだろうな~。 ワインの種類、一体何を飲んだかはもう記憶にない(笑)のだけれど、とにかく1杯ずつ飲みながら食べたのはこれらの典型的なホイリゲメニュー。ウィーンの近くで良く行くホイリゲ(以前に紹介したヴィーニンガーやバンネマッヒャーなど)や前日のところは温かい料理も出すけれど、ここはもう本当に簡単なおつまみとパンのみ。ワイン農家が自分で作ったワインをちょっとおつまみと一緒にどうぞ。とやっているのだろう。この後リンツに移動するということもあったのでワインは1杯にしておいて、その後はHolunderというオーストリアではとても好まれている白い小さなお花のシロップを炭酸水で割ったものを頂く。(ちなみにスパークリングワインで割ると素敵なアペリティフにもなりますわよ。ホホホ。) 最後の支払いの時、楽しく過ごせたからとお釣りを残していこうとしたら、お会計に来たおじさん。彼(男の子)に渡すよ。 たいした金額ではないけれど、お小遣いのたしになれば幸いです。 腹12分目ほどのはちきれんばかりのお腹を抱えてお昼寝・・・といいたいところだけれど、そろそろ出ないと~とホイリゲを出たのは2時過ぎ。 でもどうしても気になるこの廃墟。というか城址。というか・・・。謎の建物。(今でも何かは謎のまま。)来る途中に車窓から見て非常に気になっていたので、標識も出ていたことなので、ここまで来たら行ってみるか~~!!と行ってみることに。 途中までは普通の田舎道だったのだけれど・・・。標識の指し示すその先の道は道なき道?!これ、スリップしたら奈落の底?!対向車来たらどうなる・・・?な道。 ここまで来たらもう行っちゃえ~!!と行った先には・・・。 こんな眺めが待っていました。 眼下に見える走ってきた小さな村の姿に山の斜面に広がるブドウ畑。 こういうのどかな田舎で温かい人たちが真摯にとりくんでいるからこそ、隠された偉大なオーストリアのワインの素晴らしい味は保ち続けられるのだな~と。 出来ればここはずっとこのままであって欲しい。と思ったのでありました。 このような雪景色も風情があって美しくて好きだけれど、足元が何分悪いから、できれば今度は新緑の美しい季節か、秋の色づいた時期にでも訪れたいものです・・・。
by kchan0221
| 2006-03-10 15:56
| Austria
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