2006年 03月 11日
最後に寄り道。 ってことで、立ち寄ったのが春から初秋にかけて多くのオーストリアにいらっしゃる観光客の皆さんが参加するであろうドナウ河クルーズの東の玄関ともなる街、Krems。 このドナウ河クルーズ、去年4月のハルシュタットまでオーストリア国内をあちこち回ることがなかったわたいが唯一こちらに滞在し始めて最初の夏にやっていたこと。その時もこのKremsは通過した、というか電車を乗り換えただけだった。あいにくお天気はイマイチな中での短時間の滞在だったけれど・・・。初めてのKremsの印象はこじんまりしたかわいい街。 このKremsもワインで有名なヴァッハウ渓谷沿いの街のひとつ。位置的にはヴァッハウ渓谷でも一番ウィーンよりで、ウィーンのフランツヨーゼフ駅から電車で約1時間の距離。3月から11月の間だけOPENなので今回は行くことはできなかったけれど、ワイン博物館もある、周囲にはブドウ畑が広がるワイン銘醸地のひとつであります。 ちなみに、このヴァッハウ渓谷は世界遺産にも登録されており、MelkからKremsにかけての約35kmにわたる地域の事を指しています。オーストリア国鉄からはパッケージが出ていて、ウィーンからメルクまでの電車、観光地(数箇所から選べる)の入場券、ヴァッハウ渓谷クルーズの遊覧船の乗船券、クレムスからウィーンまでの電車の切符すべて込みのコンビチケット 39.80euroなる物も売り出されています。(詳細はDDSGへ) 街がウィーンから1時間なのに随分と雰囲気が違うな~という印象。非常に明るい雰囲気の色使いが多くてどちらかというとリンツに似てるな~と。何よりも目を引いたのがこの建物。 この写真でわかるかどうかわからないけど(^^;)色使いはもちろんのこと、建物自体がゆがんでる~~!!すごいバランスで建っていて、えっ?倒れてこないの?!これで大丈夫なの?!と・・・。これは一番すごかったのだけれど、ほかにもこういうフリーハンドで書いた絵のようにゆがんだ建物や、なにこれ~?!な不思議な物がいくつかありました。 日曜日だったからなのか、それともいつもそうなのか?!ひとがいない・・・。(きっと春から夏にかけては観光客でにぎわうことだと思うんだけど・・・。)寒くてお天気もイマイチだったけれど、非常に静かでかわいらしい素敵な石畳のこういう路地をプラプラなんの目的もなくただ歩く午後のひとときって本当に贅沢だな~と。 友人知人、たまたま話した人。色々な人の話を聞くにつれ、私はこのままでいいのだろうか?!このままここにいても何も変わらないし、どんどんと周りから取り残される。もう日本に帰りたい。とずっと思っていた。そしてウィーンがオーストリアが嫌いだった。(笑) なのに!!おかしいな~。ここまで考えが変わるとは!! 新たな目標が見つかったこと。ワインの素晴らしさを知ったこと。でも、一番私を変えたのは人との関わり。厳しいダメだしも時にはありへこんだり悩んだりもしたけど、今ではそんな厳しさがあったからこそ今の私がいると思える。久しぶりの友人たちとの時間で、人の温かさとありがたさを再認識することができた有休。たったの2週間で今まで見えなかったことが見えた気がする。今回あった人にも会えなかった人にも。みなさん。いつもありがとう♪ と、素直じゃないから面と向かっていえないのでほとんどの人は見ていないと知りながらここで書いてみた。(笑) そしてブログを初めて約半年、ここをこうして見てくださる方がいるということにも感謝です。ありがとうございます。 と、ちょっと真面目にしんみり考えてしまったけれど・・・。 やっぱりここは自己都合100%ブログ・Kchanは今日も行く。だもの~。これがないとっ!! あらかたの予想通り、行ってます。カフェ。 カフェ評論家としては、これだけははずせないわ~。 これはお店の奥の方なのだけれど、入り口の辺りには地元の人がいっぱい。カフェとケーキを楽しみながら、みんな日曜日の午後のひととき、世間話に花を咲かせたり、思い思いに新聞読んだり本読んだり・・・オーストリアのカフェで繰り広げられる光景はウィーンでも地方でも同じ。 有休の記事の最後の最後にこれっていうのが笑えるけど・・・。このカフェで頂いたリンゴのタルト。と~っても美味しかったの~~~!! タルト生地はホームメイドのような素朴さがある結構しっかり目のクッキータイプ。フォークでザクっといく感じがたまらない。上のパウダーシュガーの下はクラムになっていて甘くてしっとりしているの。 で、何が素晴らしかったかというと、この中のリンゴのフィリング!! 生に限りなく近いサクサクの食感が残る甘酸っぱいリンゴのシロップ煮と、くたくたに煮込まれた限りなくピューレ状のリンゴにちょっぴりシナモンの風味が付けられていて、この2つのバランスが最高~♪お昼のホイリゲで、友人は自家製メールシュパイゼ(小麦粉を使った焼菓子)をおいしそうに食べていたのだけれど、お腹いっぱいで一口すら入らず、残念無念!だったんだけれど、あそこのあれはここでこれを食べるためだったんだわ~~~!!(笑)ハッハッハ~~。 記憶が定かではないけれど、このケーキ、確か2ユーロほどだったような気が!!値段もウィーンではありえない~。ああ、田舎は素晴らしい。(笑) こうして2日間のオーストリア田舎での飲んだくれ食い倒れは幕を閉じたのでありました・・・。 最近仕事に勉強にと色々忙しいけれど、飲んだくれと食い倒れとヨーロッパの田舎行脚はやめられないわ~っ。 (と、これで有休ネタ終わり?!と思ってたら、日本のネタがもう1つ出てきたので、また近いうちに・・・・。)
by kchan0221
| 2006-03-11 21:58
| Austria
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