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2006年 03月 21日

必ず帰ってこようと思った部屋

土曜日出勤前にパソコンがいきなり真っ暗になり、その後何度電源を入れてもすぐに落ちる・・・を繰り返し、目の前真っ暗茫然自失(言い過ぎ?!)状態で、PCに詳しい友人に連絡を取り・・・。とりあえずデータは消えないから。と言われ、少しだけ救われつつも、PCのない週末を悲壮感と共に過ごしましたが・・・。
めでたく!!本日21日、PCが何とか復活しました~♪とはいえ、いつ天に召されるかわからないだましだましの状態なので、安心は出来ないのですが。ひとまず皆様お騒がせ致しました。^^;そしてご心配頂きましてありがとうございました。

ということで・・・。パソちゃんのご機嫌が良いうちに、さくっとアマルフィの続きを・・・。
必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_18415493.jpgPraianoという街というか村自体、非常に気に入ってしまったのですが、その大きな要素のひとつを・・・。かな~り隠しておきたいのだけれど、本当に素晴らしいところなのに、その素晴らしさを知らせない方がなんだか罪のような気がするので・・・。
今回アマルフィに行くきっかけとなった運命とも言える?!ホテル。
Hotel Tramonto d'Oro





必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_18495746.jpgこのTramonto d'Oroは50年以上もずっと同じEspositoさん一家が経営されているPraianoのシンボル、St. Gennaro教会のすぐ横に建つ、すばらしい眺めを楽しめる4つ星ホテル。これは2日間朝食を頂いたレストラン部分からのSt.Gennaro教会とSt. Gennaro広場の眺め。この日の海方面の眺めは霞んでいてイマイチだったのだけれど、朝食を終えて、さて、出かけるか~と思った瞬間、教会の方向に光が差し、急いで写真に収めたのがこれ。この教会の一番フォトジェニックなお姿はきっとこのトラモントドーロのこのレストラン部分から見るものなんだろうな~と街を散策して思った次第。

必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_18535051.jpg帰ってきてからしまった!!と思ったのだけれど、ホテルの人の写真がないっ。(泣)本当に温かくて笑顔のとっても素敵な人たちだった。ここはイタリアなのにまるで自分ちのようにほっとする、家族の温かさ。宿泊するguestsに滞在をよきものにしてもらおう。いい思い出を作ってもらおう。という気持ちがとても伝わってくる人たちにまず感動。チェックインし、フロントの横を進むと目の前には海が・・・。

必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_18581360.jpgそして、コーナー部分にはソファーセットがあり正面にはカプリ島、そして右手にはポジターノの街が一望できる。まだまだ寒い時期だからテラスへのドアは施錠されており、外に出ることは出来なかったのだけれど、夏場はテラスのテーブルで朝ごはんを楽しめる・・・。すか~っと晴れて雲ひとつない青空と真っ青な海、そしてアマルフィの白を基調とした街の眺め・・・。オフシーズンだったから1日目は他のお客様は後1組ほどだったので、ほとんど会うことも無かったから、この景色は私だけのもの!!とまで思ってしまったくらい・・・。

必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_1934979.jpgひとしきり眺めに感激した後、エレベーターで2泊するお部屋がある-2Fへ。エレベーターを降りると・・・。廊下はこんなだった。白い壁に赤のランプ。ダークブラウンの木の扉。床はタイル張り・・・。そしてその床は・・・。

必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_1962375.jpgこんな感じなんだけれど、すべてタイルの模様は手書きなんだとか!ちょっと暗くてわかりにくいかもしれないけれど、一定間隔にこの手書きタイルが敷き詰められている。細部までこだわられたとても素敵なところ。

必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_19101875.jpgそしていざお部屋へっ!
白い壁に暖かみのあるオレンジと柔らかい緑が非常に落ち着くシンプルだけれどこれまた細部にこだわりのあるお部屋。入った瞬間、心がふっと安らぐような安心感のある雰囲気。天井の丸みや間接照明も一役買っているのかしら?

必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_19125616.jpg窓のすぐそばのテーブルの上にはアマルフィの特産、レモンが。まだちょっと若いのか?!香りはそれほど強くないのだけれど、外はひんやりだけれど、まるでここは夏?!と思わせる鮮やかな黄色。

必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_191514100.jpg2日間、気持ちよく眠りについたベッド。
小さいながらも良くみていただいたらわかると思うのだけれど、ベッドのヘッド部分の装飾と奥のクローゼット、2つ上の写真の窓の手前の足元のタイル部分、そして写真はないけどテレビの下の台(笑)、すべてデザインが統一されていて、これもきっと手書きだと思われる・・・。こういうとことん細部にまでこだわっているところってとっても心をくすぐられる。このオーナー一家のこだわりが感じられる・・・。
必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_1920176.jpgそしてもっと心を奪われたのがこれ!!
ジャグジー付きだったの♪
昔っからお風呂は大好きで、今でも実家に帰ると平気で2時間とかお風呂に入ってよく怒られるのだけれど、ウィーンの我がフラット、バスタブこそあれど浅すぎて、ゆっくり浸かる余裕も無いからついついシャワーで済ませてしまう。
だからこのジャグジーを見た瞬間、思わずうわ~~っ!と声を上げてしまった。(笑)夜はいつものごとく?!飲んだくれてベッド直行コースだったため、朝から優雅にジャグジーを堪能させていただきましたです・・・。

必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_19242551.jpg必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_1925242.jpgアマルフィ海岸沿いにはたくさん陶器屋さんもあり、この地域独特の結構しっかりした素朴な明るい絵柄のお皿などを良く目にしたのだけれど・・・。お部屋の間接照明にもその陶器が使われています。かごと、かごを頭の上に載せた女性。間接照明って光が柔らかくてこれまた好きなのよね・・・。

必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_19283582.jpgそして窓を開けてバルコニーに出ると・・・。
バルコニーの壁にもこうして手書きで美しい花が描かれている。3畳くらいの広さのバルコニーにはテーブルと椅子があり、お天気がいい日などはミルクティーかカフェラテでも飲みながら、日がな一日お気に入りの本を読んだり、手紙を書いたり・・・ず~っとこのテラスで過ごしたい!と思わせる場所。もちろん眺めは・・・。

必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_19313445.jpgこれですよこれ。お天気悪くてこれ。
前にも書きましたが、ほんの15~20分の日没の瞬間にだけお日様が顔を出し、お日様の光がティレニア海の水面にキラキラ★と反射し、まさしくこのホテルの名前通りのTramonto d'oroを見ることができました。この後にご飯食べに出かける時にフロントでチョコっとはなした時に聞いたことによると、1年365日、この夕日の沈む位置が違うそう。カプリ島のすぐそばに沈んだり、ポジターノやソレントのある半島に沈んだり。アマルフィ海岸沿いでは、朝日はVettica、夕日はPraiano。"Chi vuol vivere sano,
la mane a Vettica, la sera a Praiano"と
いう古くからの言い伝えもあるそう。2泊じゃなくて、もっと滞在が長ければ・・・、アマルフィが初めてでなければ・・・きっとずっとこの部屋のバルコニーか小さな浜でゆったりとしたときの流れを楽しんでいたと思う・・・。

人がどっとアマルフィに押し寄せる時期を避けて、かつお天気のいい時期を狙って、また必ず近いうちにここには戻ると思う。いや、戻らないといけない。この素晴らしさを共に感動しあえる誰かと一緒なら最高。でもたとえ1人でも必ず。そう思わせる小さなとっておきの隠れ家なのでありました・・・。


必ず帰ってこようと思った部屋_a0045334_1952252.jpg★オマケ★
ホテルの朝ごはんです。
ビュッフェスタイルで、イタリアの典型的朝ごはん、カフェと甘いジャム入りクロワッサンやケーキなどに加えて、コーンフレーク、ヨーグルト、フルーツ、ゆでたまご、そしてこの写真に写っているような甘くないパンに生サラミとチーズ・・・。この生サラミがとっても美味しかった♪3日目の朝に朝ごはんを頂く時にはカメラを持たずに行ったので写真はないけれど、この日のケーキはニンジンケーキで、これが素朴なんだけどいいお味で美味しかったのでした。


続く。

by kchan0221 | 2006-03-21 20:08 | hotel/albergo


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